ハマちゃんのプロポーズ

ハマちゃんと言ってもダウンタウンのツッコミではない。「釣りバカ日誌」の浜崎伝助氏である。
映画の原作に当たるコミック版「釣りバカ日誌」にて、みち子さんが彼のプロポーズの言葉を回想しているシーンがある。伝助クンは雨の降りしきる夜、傘も差さずにみち子さん宅の玄関先に現れこう言い放ったそうな。

「僕は君を幸せにする自信はありませんが… 僕が幸せになる自信はあります。僕と結婚してください!」

おおよそこんなような一言で、みち子さんは結婚を決意したのだとか。ちなみにこの時みち子さんは、もう一人別の男性からもアプローチを受けていました。その人はちょっとエリートっぽい人だったかなぁ。うーんうろ覚え。
このプロポーズ、逆説的だなと思う。自分の幸せは相手の幸せの上に成り立つもの。特に結婚するならなおのこと。僕が幸せになる自信はあります、という言葉は、裏を返せば相手を幸せにする自信がある、ということに他ならない。ちくしょー、ハマザキのくせして*1、かっこいいなぁ。自信がなくてウジウジ悩んでる俺からするともうね、あれですよ。あれ。ねー。
そもそもこんな身勝手に聞こえるプロポーズをしちゃうってのがすごいんだよ。こんな言い方をしても嫌われない自信もあったんだろうね、ハマちゃんは。ちょっと惚れちゃうなー。
ところでこのプロポーズ、そこそこ有名なようなので*2パクる時は細心の注意を払いましょう!一世一代のプロポーズをしたら「それ、パクリじゃん」なんて言い返された日にゃ、身投げしかねませんからね。

*1:もはや定番ですが、"ハマサキデンスケ"が正しい発音です …なんて、実は注釈記法を使ってみたかっただけ!

*2:どうやらアニメ版で放映されたのをきっかけに広まった様子