紅葉シーズン間近!と、露出のおはなし
いよいよ東京にも紅葉の季節がやって参りました!色づいてきましたねーいいですねー!今年は早くからいきなり冷え込んだせいもあって(来週には少しやわらぐとか言ってますが、どうだか…)「やっとか!」という感じもしちゃいますね。しかも東京はここ数日ずっと晴れててもう最高です!明日も超快晴らしいですよ!気持ちいいね!
そんなハイテンションで、学校前にパシャパシャと。
DP1で初めて撮ったのが夕方の国立自然博物館自然教育園だったのですが、その時のほの暗い森のイメージが今でも残っているのか、あるいは私の脳が世界を暗く捉えているのか、はたまたDP1は露出アンダー気味が美しいカメラなのか、まぁなんやらわからんのですが、基本的にアンダー気味で撮ったり現像したりという感じを続けています。
しかし、勉強熱心と有名なこの私。ここ数日は「適正露出を意識して現像しよう!」と意気込んでSIGMA Photo Proを起動!して…いるのですが……。
このくらいがいいな、と選んだこのRAW自体がそもそも露出補正-0.7。適正!適正!との意気込みから露出+0.3とX3 Fill Lightを+0.2で現像してみましたが、それでも今改めて見ると…やはり私の目には、「この写真はオーバーだ」と映ってしまうんですよね。あ、もちろんモニタはある程度キャリブレーションしてあります。
一体、適正露出ってどんなもんなんだろう。やればやるほどわからなくなって、露出がゲシュタルト崩壊です。昨日撮ってやはり適正露出を意識して現像した代々木体育館と夕焼け空も、やっぱり今見ると……
なんか不自然な写真だよなぁこれ。こんな風には絶対見えてなかった!もっと下の建物は暗くて、全体的にも暗くて、それでも代々木体育館と放送センターは美しく映ってて、それでいてやっぱり空とのコントラストがはっきりしてて…少なくとも、こんなに明るくはなかった!やっぱりもっとアンダーで現像すればよかった…。適正露出云々も当然大事なんでしょうけど、基本ですけど、わかりますけど、でも、でも……自分の脳が捉えたイメージをしっかり現像できてなければ、本末転倒なんじゃないのかなぁ。まだまだそんな生意気言えるような腕じゃないですかね…。
と、そんな風にヘコみ気味なのは現像してる時だけのこと。撮ってる時は至ってハイテンション!二日続けて代々木体育館つながりになりましたが、代々木第二体育館を正面に捉えることのできる路地からパシャリ。逆光で影になったビルが不思議で魅力的なフレームを作ってくれました。その中に、雲一つない青空と丹下健三の美しい造形、そして紅葉、緑。人影が入ってるのもナイス偶然!今日のベストはこっちかな!
これはRAWからそのまま補正無しで現像しました。*1補正無しで「これだ!」と思える画が撮れているとうれしいですよね!…いや、でも、絞り5はなかったかな……。もうちょっと絞ってれば、紅葉の葉っぱがピシッと写ったかなー…。あとちょっと斜めかなー…。でもここは路地の坂と通りの坂がなかなかフクザツでさぁ…それにほら始業前ギリギリで急いでたしほら……
やっぱり、現像してる辺りからテンションが落ちてしまう私なのでした。写真って楽しいねぇ。
*1:但し、彩度+0.4だけは撮影段階から常に標準で設定しています。