「999」こと「9時間9人9の扉」ネタバレなし速報レビュー

ネタバレなしですー
とりあえず全ENDみましたー。10周くらいはしたかなー?

ストーリー&ボリュームについて

  • かなり練り込まれたストーリー。おもしろい!
  • BADENDから抜け出せないうちは1周1時間以下で終了してしまう。気になる人はいそう?
  • でも大丈夫!最後まで行くようになると毎回頭が沸騰するくらいには詰め込まれた内容なので安心して!
  • チュンソフトサウンドノベル*1の「クリア後のお決まり」に期待していると…今のところ、少し評価を下げなければいけないかもしれません。
  • 脚本にほんの数箇所、ムダっぽい部分や、キャラクタが心理状況にそぐわない発言をする場面があるのが、少しだけ気になります。

テキストパートについて

  • 攻略に便利なチャート表示などはありません。2週目以降、選んだことのある選択肢がグレーになるだけです。自力で真ENDまで解くにはルートのメモが必須です。
  • 選択肢は少なめ、フラグが設定されている選択肢はかーなーり少ないようです。そのせいでボリュームが少なく見えてる。この点、ダメな人はダメかもしれません。
  • 既読テキストのスキップが遅い!と思ったら十字キー右と同時に画面タップ&ホールドしてみてください。右だけでもスキップですが、より高速になります。でもオートスキップやジャンプは付いてません。不便。

脱出パートについて

  • 脱出パートの難易度は初級〜中級程度。仕掛けに理不尽な点がなく、なかなかに質のよい仕上がり。なのに、1回でも詰まるとものすごい勢いでヒントが与えられるので、謎解きの快感はずいぶん少なめ。難易度が下がっています。脱出ゲームマニアとしては微妙な仕様です。
  • 部屋の数は、まぁ満足できる程度。
  • テキストパートは毎周分岐が楽しめますが、脱出パートは何周しようと仕掛けが変わりはしないので、一度通った部屋は非常に退屈な作業と化します。スキップも不可。
  • その"退屈な作業"のための救済措置でしょうが、脱出にランダムパスワードはありません。さらに、多くの場合ではヒントアイテムをスルーした状態でも解を知っていれば即クリアできます。
  • ゲーム内にメモ帳的なものはありません。謎解き時には手元にペンとメモが必要でしょう。

ビジュアル/音響

  • まぁ、DSです。特にどうこうはなし。
  • 時折、CGの雰囲気にPS/SS時代のアドベンチャーを思い出しますね。MYSTとか。

その他、ゲームの作り

  • セーブはひとつです。

*1:厳密に言えば999はサウンドノベルではない、はず。公式サイトのジャンル表記も『脱出×サスペンス』。