路線検索2.0を発明したよ

aikoのライブに行くために名古屋へ。ケータイでヤフーの路線検索を使いまくって思った。
とても、トテーモ、使いづらいネー。
たとえばこんなケース。「東京と品川、どちらから新幹線に乗る方が早いか?」
新宿を経由する皆さんならご存知かと思うが、新宿からは東京も品川もほぼ同時間で辿り着けるので、悩むわけである。どちらでも変わらないなら、始発の東京から乗った方が席に座れる確率が高くていい。でももしかしたら品川でひかりに乗れば新横浜でのぞみに乗り継げて早くなるのでは!とか。
これを解決するのは簡単な話で、要するに出発駅と到着駅しか指定できないシステムが悪いのだ。経由駅が指定できればそれでいい。
いやしかし、ここで気付いた。そもそもは最速タイムを正確に教えてくれないのが問題なのだ。なぜ正確じゃないのか?これも簡単だ。一部の駅で乗換時間を取りすぎているせいだろう。
途中の駅ごとに、乗る時間をずらせる機能があるといいね。「この駅で一本早いのに乗れれば、最終的にどれだけ早く着くことができるか?」「早く乗れたらこっちのルートに変更した方が早いですよ!」これ、Ajaxで動的にやったらいい感じではなかろか*1
副次効果も高そうだ。ダイヤの乱れや不慮の乗り遅れにも、ユーザが自分ですぐに対応できる。おぉ、これはいい2.0ですね。最近流行りのエキナカにも対応。エキナカで30分買い物して…なんてのも簡単に反映させることができるってわけ。こうなってくるともはや路線検索=最速ルート案内(+終電案内)だけには留まらない、全く新しいサービスになれるんじゃないだろうか。
よーしパパ、もっと2.0化させちゃうぞー。
ユーザが最終的に確定した(実際に辿ることに成功した)ルート情報をDBに蓄積。そのデータ群から実際に乗り換えにかかった時間を知ることができるから、機械検索の精度向上が見込める。時間帯別の乗換所用時間の変化も組み込むと更にいい。
このデータはまだまだ使える。もしかすると、ラッシュ時間帯の各路線のダイヤ遅れまで見込んだ、余裕のある検索結果を提示できるようになるかもしれない。ユーザがその検索結果に従うようになれば、駆け込み乗車は減り、それによってダイヤ乱れは抑制され、円滑な輸送は鉄道会社の利益を上げ、その利益は沿線開発に投資され、沿線は経済的に潤い、国の経済全体をも潤し、日本の経済は再び上向きになり、雇用も増えてニートは減り…
2.0だしSNSも付けとけ。同じ発着駅のユーザをサジェスト、日記機能で交流を持たせる。ダイヤ乱れも各路線コミュニティ所属のユーザがリアルな情報をリアルタイムで発信、コミュニティ全体で素早く共有される。各駅ごとのwikiページも用意しておき、周辺案内や観光情報もバッチリ。
なんか、マジで行けそーじゃん、これ。Googleさん辺り、どうですか?*2やりませんか??

*1:ケータイでAjaxはムリか。スマートフォン普及への期待も込められている、ということにしておこう。

*2:Googleにやらせたいのには理由がある。Googleトランジットがヤフーと同じ駅すぱぁとのデータを使っただけのやる気のないサービスだったことに失望しているからである。でも現実には、トップシェアを持っていると思われるヤフーがやるのが一番効果高いと思う。風が吹けば桶屋が儲かるメソッド部分はもちろんジョークだが、あながち有り得ない話でもないと思ってる。