明治製菓 カカオスタイル オレンジピール
チョコレート業界と言えば、明治製菓「チョコレート効果」シリーズから火が着いた一連の「ハイカカオチョコレートブーム」が記憶に新しい。
一般人には「チョコじゃなくて土」と言われ、とあるパティシエさんには「これは俺たちが業者から仕入れて溶かして砂糖とか入れて客に出すんだよ、そのまま売るな!」などと言われ*1、そして一部の舌のおかしい人には「これぞ真のビター、大人の味。ちょー美味い」とか言われてみたりと、まぁ賛否両論あったわけで、そんなこんなで今ではブームは一段落といったところでしょうか。
ブームの終焉を察知した明治製菓ではきっと、こんな企画会議が繰り広げられたのだと思います。
- 美人OL
- 「ハイカカオチョコレートが口に合わない人も、甘くすれば食べられます」
- 部長
- 「それじゃ砂糖が混ざるからハイカカオじゃなくなってしまうじゃあないか、キミぃ」
- 美人OL
- 「そこで、ハイカカオチョコレートで甘いものを包んでみせるのです」
- 一同
- 「なるほどー!」
- 美人OL
- 「これでハイカカオ好き層もハイカカオ嫌い層も両方取り込めて大ヒット間違いなしです!」
- 一同
- ―(拍手)
で、食べてみたんですが、ハイカカオチョコレートの感じはほとんどないですねー。ハイカカオ嫌い層からしたら別に普通のチョコであってそもそも無理して食す理由はないし、ハイカカオ好き層からすればこんなのはハイカカオの美味しさを潰しているのであってそもそもハイカカオチョコレートというものはだねぇ以下略、といった批判が出るような典型的「どっちつかずで賞」系商品と仕上がっております。
★★☆☆☆ 2点。オレンジピールが好きだから。
*1:ちなみにそのパティシエさんはこうも言っておられました。「これで、売れるのか。俺たちの仕事ってなんなんだ」ご愁傷様です。