ゲームレビュー基準 Ver.1

まえがき

以前からたまーーーーーーーーーにiNSIDEユーザーレビューにレビューを投稿していた*1んだけども、ちょっと思い立って今現在の採点基準や手法、決まり事などを書き留めておくことにした。一つは、これから先採点基準がブレないようにするための備忘録として。もう一つは、採点基準をオープンにしてこそのレビューだという、いわば読者への情報公開として。まぁ、どっちかと言えばごく個人的なメモであると思ってください。
この先レビューを重ねるにつれ考えが変わってゆくことも考慮して、本日記すこのレビュー基準をVer.1とします。

採点手法

  • iNSIDEが示しているガイドラインに従い、基準点を6点とする。どの項目においても「6点」は「普通」、可もなく不可もないことを意味する。
    • iNSIDEのレビューは伝統的に高得点傾向がある*2が、それに与することはない。
  • 基準点よりの加点/減点方式で採点する。また、1つの評価箇所につき、±1〜2点の範囲で加点/減点を行う。
    • 例) Wi-Fi対戦に対応しているので+1点 重大なバグがあるので-2点 etc.
  • 全ての加点/減点について、その理由をレビュー中に必ず示す。
  • 加点の合計は通常「+3」を上限とし、9点と10点満点の間に壁を設ける。
    • 例えば、+1の箇所が4箇所あったからと言って、その項目に6+(1*4)=10点が付くとは限らない。
    • 満点とは、軽い物ではない。その項目について総合的に判断した上で、満点を与えるか否かを決定する。
    • 基本的には、減点が1箇所でもあれば10点が与えられることはない。
  • 「総合」の点数は、他5項の点数を平均し四捨五入したものを基本とする。但し、「感情点」として論理的でない理由により±1点を与える裁量を持つ。これについては後ほど詳述する。

レビューの書き方

  • 冒頭には、「グラフィック」から「総合」まで6項目についての採点概要を簡潔に記述する。
  • 後半では、採点理由をいくつかのパラグラフに分けてわかりやすく記述する。
  • 最終パラグラフには、総評を記述する。
  • 基本的には、「だ・である」調を用いる。
  • 評価とは無関係なパラグラフは以下の通り認める。
    1. 第1パラグラフに製品概要を記してもよい。
    2. さらに1つのパラグラフを使用しても構わないが、評価に無関係であると明示し、妨げにならぬよう極力簡潔に記述する。

その他注意点

  • 続編の評価においても、その1作品単体での絶対評価となるよう留意する。前作よりの相対評価は正確な評価となり得ない。
  • 同じく続編において、過去作品と基本のゲーム性に変化がない場合には、その部分の評価を省略することがある。
  • 開発元や発売元が責任を負えない部分での評価は行わない。

「感情点」について

「総合」の点数はその他5項目の平均点数(の四捨五入)によって採点されるが、この項に限り、非論理的理由で±1点の加点/減点を行うことがある。
基本的なルールとして、全ての加点減点においてはその理由を論理的に、明確に記すことを義務としている。但し、「総合」点に関してのみこのルールの例外とし、非論理的理由によって加点/減点することがある、ということである。
レビューや採点というのはなるべく客観的に、なるべく機械的に行われるべきであると考える一方で、そのレビューを誰かが読み、購入するかしないかを決定する道標となるということを考えると、どうしても非論理的な理由で「待った」をかけたくなったりすることがある。
点数だけ見ればよくできてるけど、ちょっと待て!俺はやはりどうしてもココが許せない!買えとは言えない!なんていうようなこと。逆に、点数にしたらなんだか低くなってしまったけど、俺はみんなに買って貰いたい!そんなキラリと光る原石のようなもの。
そんなどうしても非論理的で、とても正当な理由とは言えない感情的な採点の余地を、この一箇所においてのみ、±1点の範囲に限定し、行うこととした。
好みも考えも何もかも違う色々な人が、一つの物を採点する。バラつきが出て当然である。そして、そんなバラつきこそがインターネットの利点であり、原動力でもあるのだと思う。

ゲーム性について

iNSIDEの評価システムは「グラフィック」「サウンド」「ボリューム 」「快適さ」「満足度」「総合」の6項目で構成されており、「ゲーム性」というものを点数として評価することが困難となっている。これをどのようにフォローしてゆくかが未だ確立できていないが、ある程度は前述の「感情点」によってカバーできるのではないかと考えている。
但し、感情点は±1点の制限を課しているため、それなりに限界もあるものと予想できる。この点に関しては今後の課題であり、保留としておく。

まとめ

早い話、○点だったらどれくらいオススメなの?というと、おおよそこんな感じになる。

  • 1〜5点 … 買う必要なし。物好き専用。
  • 6〜7点 … 難ありも、総じて普通。欲しいなら止めない。個人の好みに左右される。
  • 8点 … 買い。
  • 9点 … 買え。
  • 10点 … 神。一生に数度レベル。買わずに死んだら地獄に堕ちる。

おまけ レビュー用テンプレート

 
 
 
△グラフィック 【】 
△サウンド 【】 
△ボリューム 【】 
△快適さ 【】 
△満足度 【】 
△総合 【】 
     ◇◆◇
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(採点基準 Ver.1準拠 http://d.hatena.ne.jp/Falky/20080414/1208177070 )

*1:エキサイトトラックテトリスDSX(エックス)など。よろしければご覧ください。

*2:これはあまりよくないことではあるが、iNSIDEの成り立ちが任天堂のファンが集う場所であっただけに、仕方のない面も大きい。任天堂好きが任天堂のソフトを採点すれば評価は甘くなって当然である。