ヤァヤァヤァ!Xbox360にやってきた!「EA Skate」体験版

EAがTony Hawk'sシリーズに正面から殴り込んでいると話題の新作スケボゲー、「EA Skate」の体験版が、遂に360北米にて配信開始!*1早速プレイしたところ大感動してしまったので、軽くレビューをお送りしましょう。

驚きの操作!(洗濯用洗剤風に)

まずは、このゲームの魅力を簡潔に伝えるスクリーンショットを一枚。

操作方法の解説画面
EA Skateの魅力のベースになっているのは、この操作方法。ゲーム開始時に示される操作方法は、たったの5項目だけです。

  • 左スティック … BODY(身体を動かす)
  • 右スティック … BOARD(ボードを操る)
  • 左右トリガー … GRAB(ボードを掴む)
  • X/Aボタン … PUSH(加速)
  • Bボタン … BRAKE(ブレーキ)

ほんとにこれだけで、全ての技を繰り出すことができます。最初に見た時はぶっ飛びましたね。え?えっ??これだけでいいの??
いいんです!(カビラ風に)
これだけなら、ロード中に全部覚えることができますね!もう「あ、あぁっ、まだ操作方法覚えてないのにゲーム始まっ…ちょ!あぁん!」なんて思いはしなくて大・丈・夫!

ジャンプも技も、Flickit

ゲームが始まると、まずはチュートリアル。一番最初の練習は、ジャンプ(Ollie)の方法です。
ジャンプするには、右スティックで「↓溜め↑」と操作します。右スティックはボードを操る操作ですから、↓溜め↑というのは、「ボードの後ろに力を加え、上へ蹴り上げる」という動きを表すことになります。
それでは、「↓溜め右上」だとどうなるでしょう?
ボードの後ろに力を加えて、「右に力を入れて蹴り上げる」といった動きをしますから、空中でボードを右回転させながらジャンプする、kickflipという技が出たりするわけです。

Flickit解説ムービー 元動画:Gametrailers.com - Skate, Flickit Controls Trailer HD
たったこれだけのことですが、実際にボードを操っている感覚が半端ないです。やばいんです。

自分の技術が全てを決める!

感覚的なんですって!感覚的!感覚的!と連呼してしまうほどにしっくりハマっているこの操作。ゲーム中のチュートリアルでは、

  • ジャンプとフリップ
  • 加速
  • グラブトリック(ボードを掴む技)、トゥイーク(身体をひねる技)、横回転
  • グラインド(手すりなど、いわゆる「レール」の上を滑る技)
  • マニュアルトリック(ウィリーみたいな物、前輪/後輪を浮かせてキープする技)

を教えてくれますが、そもそも全ての技は前出の「5つの操作」だけで可能ですから、教えてくれない技だって自分で工夫すればぜーんぶ出来ちゃいます。よくありがちな「ゲームを進めてスキルポイントを稼いで新しい技をゲット!」みたいなのはありません!ないよ!ないったらないよ!!!上手くなるためにLv上げは不要、自分の技術を磨くだけ!っていうのは、競技系FPSに似てますね。
例えば、チュートリアルでは「横回転」は教えてくれますが、縦回転は教えてくれません。おかしいな、できないぞ?どうやるんだろう?と、本物のスケボーのビデオをYouTubeで見ていて、あることに気付きました。ピコーン!なるほど!
それまで私は「ジャンプした後、身体を後ろへ傾ける」操作で縦回転しようとしていましたが、スケボーはスノボと違ってボードに足を固定していないので、それだけじゃ縦回転は出来ないんですね!ジャンプ後、ボードを両手で掴んで身体を傾けると…できました!バックフリップ360°!なんと理にかなった操作なんでしょう!

あまりに感覚的で理にかなった操作なので、こうやって自分で考えて成長できちゃうんです。これがものっすごい気持ちいい。バックフリップに成功したら当然フロントフリップもできるようになりますし、さらにさらに…いえ、この後はご自分で成長した方が楽しいでしょう、絶対!

ビデオを撮ろう!

ゲーム中ではよくあるコンテスト系イベントやチュートリアル系イベントがいくつも用意されています。同じくEAのSSX3/SSX on Tourをやったことがある人なら、BIG Challengeと同じだと言えばわかって貰えるでしょうか。そして、その中でも最も力を入れているように感じられるのが、ビデオ撮影/写真撮影。
街中にいるカメラを持ったお兄さんに話しかけると、「フリップ技やってあそこの手すりに乗ってーみたいなかっちょいい写真撮らせてよ!」なんてお題を出されます。お兄さんのご要望通りの技ができれば、クリア。お兄さんが撮った写真はWebへアップロードして共有できます!
更に凄いのはビデオ撮影。同様にイベントで撮影してもらったり、あるいは自分で好きな瞬間を切り出し、自分の好きなようにエフェクトを掛けアングルを決め、一本のビデオを作り、そしてやはり続きはWebで!じゃねぇ、Webで公開!みんなにYOUのCOOLなVIDEOを見せつけることができちゃうんだZE!

このゲーム、買いです。

断言します。買いです。トニーホークスシリーズが好きな人も、方向性が全く違いますが*2、この操作の気持ちよさには絶対にはまること間違いなしです。
実際にデモをやって少し迷っているアナタも、このビデオを見てみるとどうでしょう?

E3でのプレイデモ動画 元動画:Jeuxvideo.TV : Vidéo Skate exclu #1 - Gameplay E3 2007
動画は体験版と同じボードパークの中から始まりますが、そのままパークの端へ向かい…そのまま外に出ています!出れちゃうんです!この様子だと、どうやら街一個がシームレスに繋がった箱庭になっている様子。買いですよこれは!ね!GTAよりワクワクするでしょう!!
と、いうわけで、アジア版を予約しちゃいましょう。予約は今すぐ、プレアジで!
え?日本語版?
どうせ出ませんよ……orz

*1:PS3版の配信はまだのようです。なんでも、EAはPS3よりもXbox 360を優先する方針に決定したんだとか。

*2:トニホはありえないようなトリックをバシバシ出す、いわゆる「アーケード系」、Skateはそれよりも現実感を追求した「リアル系」と分類できるでしょう。